この1か月で、昔のボランティア時代のお友達からメールや連絡をもらいました。
日本に戻った彼らは忙しく、私も筆不精で、なかなかマメに連絡できなかったのですが、
やっぱり近況を教えてもらうと嬉しい。

私の働く障害者ケアホームは、日本人1・2人+日本以外の外国人2・3人の
ボランティアを常に受け入れています。
私がボランティアとして派遣された時は、先輩として日本人男性が1人。
私と一緒に日本人女性が働き始めて、3人でボランティアをしていました。
その後、オーストラリアの子が来たり、卒業した先輩の後にガーナ、ドイツ、
コロンビアなどからボランティアが来て、一緒に働きました。
でも、やっぱり日本人同士で過ごす時間は長かったかな。

留学だと、「日本人同士で固まって現地の人や文化に触れない」というのは
あまり良くないかもしれないけど、ボランティアは少し違う気がする。
日本人同士で、色んなことを話し合いました。
政治や思想、社会情勢から、人間関係を含めて精神的なことまで色々。
海外に出てくる人は、視野の広い人が多いので、話をすると多角的に考えるし
自分にはない考え方とか、気づかされる発見が多いです。
勿論、英語の上達は大きな目標だけど、そんな1年ボランティアしたからって
ネイティブ並みになる訳ない。
目覚ましい上達は、凄まじい努力があればこそでしょう。
私は努力家でもないし、忍耐力もないので、まぁ一生勉強だと思ってゆっくり
少しずつ身に着けられたらとおもっってます。


ただ、英語以外の面でも成長できることは、本当にたくさんあります。
日中はイギリス人に囲まれて仕事をして、仕事が終われば、違う国や環境から
来た人と生活する。
仲良くなれる人もいれば、どうしても理解できない人もいる。
部屋は別だけど、同じフロアでの共同生活。
トイレのドアが開いたまま、用を足す男子。
私が順番待ちしてるの知ってるのに、洗濯機を割り込み使用でパンツ数枚を洗う男子。
教会に行く約束してるのに、迎えが来ても居留守使う男子。
仕事中に電話で大声で話し始める男子。
新しい携帯が自慢で、(皆興味のない)ボブマーリーを仕事中に大音量の男子。
キッチンスタッフをマジ切れさせる男子。
共同の部屋で大音量でSkypeする男子(紙にメモで注意したら、陰険だと何故か怒る)
ボランティアの送別・歓迎パブ飲みで、イヤホンを付けて音楽聞いてる男子。
あ、全部…同一人物ですが。。。

気の合わない人がいるのは日本だって海外だって同じだけど、その中でどうやって
ストレスをなるべく減らして、自分を活かすか、私にとっては良い勉強でした。
あ、理解できない彼に対する処置は「自分と同じ・理解しようと思わない」こと。
他人を「自分と同じ」だと思うと、「なんでコイツ、全然仕事しないんだよ!」とか
自分と同じクオリティを求めてしまうから、「この人はこの人、自分は自分」。
他人を「理解する」のは素晴らしいことだけど、出来ないからと言って悪い訳じゃない。
宇宙人並みに理解できないからといって、理解に「苦しむ」ことない。
割り切るって、ヒドイ言い方だけど、大切なことかもしれない。

私の場合、彼のことを割り切ってからは結構、楽になって、彼が何をしても
「有りえな過ぎて逆に凄いな」と思ってました。

でも、そんな風に色々経験できたのは、最初に一緒に働いた日本人ボランティアの
存在が大きいです。
海外で生活していく不安や悩み、色んなことを相談し合える友達と一緒だったのは
本当にラッキーだった。
そのおかげで今、自分がイギリスで生活できていると思います。

ボランティア仲間からメールで「着いて間もないミサさんから「わたしはここが好き」
という言葉を聴いて、それ以来その言葉がずっと心にあります」
と言ってくれました。
私自身は覚えてないんだけど、「ここが好き」という状態を2年、今も「ここが好き」
を言えるのは、本当に幸せなことだと思います。
職場をポジティブにとらえて愛着を持つことは、なかなか難しいですが、
日本に帰った彼が、愛着のある職場に出会えたことを報告してくれて、
自分のことのように嬉しいです。
もう1人の仲間も、イギリスで出会った伴侶との嬉しい報告をしてくれました。

私も彼らもボランティアの後、恋愛面、仕事面、色んな点で人生がそれぞれ変わりました。
それぞれにとって大きなターニングポイントだった1年だと思います。
でも、ボランティアという選択肢を選んだのは、それまでの人生の経験があってこそだし、
人生に無駄なことはないんですね。
それぞれ違う道に進んではいますが、明るい前途であることを願ってます。