あと1週間で大好きなHorribleHistoriesのSeason5のDVDが発売されます。
先行予約済みで当日アマゾンさんが届けてくれるはず!今からとても楽しみ
家に1~4のDVDがあって1人で観たり、Jと食事中にYoutubeで断片的に見たりしてます。今日見てたらYorkMinsterの話題があったので、今日は久しぶりにミンスターについて書こうかと。

1328年にEdwardIIIがヨークで挙式した時に、まだミンスターは完成していなくて、屋根が無く、ついでに式の最中に雪が降り始めたという話。 (王妃が大工に粗雑に扱われるというのはHHの創作)
エドワード3世、フランスとの百年戦争を始めた王様として有名で、それ位しか覚えてなかったのですが。
この人がけっこう長生きで統治期間が長かったことで、次に即位した孫のリチャード2世が逆に若すぎたり、子沢山だったことが後々、子孫同士の王位継承争いの「ばら戦争」になるんだと思うと重要人物なのね。


エドワード3世の結婚時には多分あった(?)、西側正面のウィンドウ。
ミンスターで一番大きく重要なGreatEastWindow、東正面の窓は現在修復中です。私もまだ1回もその全貌を見たことが無いのですが、来年一応完成予定なので楽しみにしています。
大きな窓は東西南北に1つずつありますが、現在見られる窓の中ではこのエッサイの木が私は一番好きかも。どっしりとしたゴシック建築に、規則正しく美しい配置の窓が良く映えて綺麗です。

イエス・キリストの家系図を表したこの窓は1310年頃に完成したそう(資料によっては1330年代)。
SAM_1342
上模様も綺麗で、とても好きです。
真ん中のハートの様な形の下に続く、細長い窓の部分に人物が描かれています。一番上にマリアとイエスが、イエスの下には先祖のエッサイ、ダビデ、ソロモンが配置されています。イエスの家系図は「エッサイの木」と呼ばれます。

先祖のエッサイから続くFamilyTreeだってこと。
聖書上の先祖というなら遡れば、アダムとイブまで繋がるんですが、「エッサイの子孫から救世主が出る」という予言があり、それがイエスを示しているという定説があります。
なので、エッサイから始まることがほとんど。
ダビデ王はエッサイの一番下の息子。羊飼いの一族だったのに出世して王になります。ついでに美術で習ったミケランジェロのダビデ像はこの人のこと。
ソロモンはそのダビデの息子で後継者。ソロモンもダビデ同様、賢い王として有名です。日本でもソロモンの~ってTV番組があったような。

この家系図、色んな教会で見ることが出来ます。
今はデコレーションのように感じられるステンドグラス、壁に描かれた絵や出入口の彫刻、これらは昔、信者にとって大きな意味がありました。
現代のように識字率の高くない時代、聖書も読めない貧しい人々にとって、教会内の美術は理解を深める重要なもの。
「ゴテゴテの装飾は教会権力の象徴!」と昔、ドイツをツアーで回った時にガイドさんが言ってたけれど。
実際に財産のある権力者がいなければ、こんな立派な教会は建てられないとは思います。でも、単純に金持ちの自己顕示欲だけで、維持できるようなものでもありません。

信仰だけでも権力だけでも作れるものではないのが教会建築です。
ほぼ観光名所と化していますが、今でもヨーク市民の誇りです。写真を撮るのに素晴らしい所はたくさんありますが、座って一息ついてこそ、迫力に圧倒されて感動すること、教会建築ではよくあります。ちょっと椅子に座って心を落ち着かせてみてください。