結婚式から1週間がたってやっと落ち着きました。
準備していた時は楽しみもあったけど、不安の方が大きかったのですが、無事に終わってホッとしています。

一生に一度、せっかくのことなので記事に残しますね。
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10月1日、当日の朝は結構バタバタしてしまいました。
式場のホテルで美味しいパンケーキとベーコンの朝食をいただいた後、着物の着付け。近くのセルフケータリングに泊まっていた私のMumちゃんに着付けてもらいました。途中、あれが無いこれが無いとバタバタしてしまったけど、帯も綺麗に結んでもらいました。
式当日はイギリスの伝統で、新郎新婦はセレモニーの開始の時に式壇の前で会うまで、お互い合わないのが決まりだそうですが、そんなことに構っている余裕はなかったです。
Jのネクタイを締めたり背広を着せたりしてたら、もう11時に。ゲストが集まり始めていたので、セレモニーを行うお部屋へ。

11時40分から15分程度、式を執り行ってくれる登記所のスタッフと、打ち合わせというか名前や職業の確認をしました。セレモニーではその情報を登記官が手書きで記入してくれるので、大事だそうです。Jのお父さんの職業を書き換えたりしました。

準備も整い、セレモニー開始。
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私のDadさんにエスコートされ?というか私がひっぱり、入場。

式の段取りは、あらかじめフォーマットが決まっていて詩の朗読とか宣言する文章を選ぶことが出来ます。詩の挿入箇所は3か所!そんなに好きな詩のレパートリーはないのでJのDadさんが選んでくれたシェイクスピアのソネット116を冒頭で読んでもらいました。

Let me not to the marriage of true minds
Admit impediments. Love is not love
Which alters when it alteration finds,
Or bends with the remover to remove:
O no! it is an ever-fixed mark
That looks on tempests and is never shaken;
It is the star to every wandering bark,
Whose worth's unknown, although his height be taken.
Love's not Time's fool, though rosy lips and cheeks
Within his bending sickle's compass come:
Love alters not with his brief hours and weeks,
But bears it out even to the edge of doom.
   If this be error and upon me proved,
   I never writ, nor no man ever loved.


真実の心と心の結婚に障害が入りこむのを
私としてはなんとしても認める気にはなれない、
事情が変われば自分も変わり、相手が心を移せば
自分も心を移すような愛は、愛ではない。
断じて愛ではない、愛は嵐を平然と見すえて
微動だにせず、毅然と立ち続ける燈台なのだ、
北天に輝いてさまよう小舟すべての道しるべとなり、
高さは測れても影響力は測り知れない星なのだ。
バラ色の唇と頬は「時」の半月形の大鎌に
刈りとられようと、愛は断じて「時」の道化ではない、
愛は日ごと週ごとにはかなく変わるものではなく、
最後の審判の日まで耐え続けるものなのだ。
   わが身をもって証したこの真実が誤りであれば、
  私の詩は無であり、愛はこの世に存在しないのだ。
(小田島雄志訳)

このシェイクスピアのソネット集、前半のほとんどが作者の思いを寄せる美青年に向けたソネット。でも、その詩を読むときに、それが同性に向けたものか異性に向けたものかは関係なく、この詩は素晴らしく、そして美しく、心に響きます。

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詩の朗読の後には英語での宣言が。
登記所のスタッフの後に続いて読み上げるんですが、普段使わない単語にワタワタする私。何とか読み上げるたびに「Welldone」とスタッフが褒めたりウインクしてくれたりしましたが、ほっとするやら恥ずかしいやら。
宣言文も3種類か自己流から選べますが、私たちのは
「I do solemnly declare that I know not of any lawful impediment why I my name may not be join in matrimony to his name」
(彼との結婚に際し、いかなる法的な障害が無いことをを厳かに断言します)

その後は、新婦を新郎に引き渡す儀式。
「Who give this woman to be married to, this man?」とスタッフが一同に尋ねた後に「I do」と誰かが立って、私の手をJの手に重ねるという作業。
伝統的に新婦の父親の役目だそうで、英語が分からないなりに良いタイミングでちゃんと答えてくれたので、助かりました。
そして親子そろって「Welldone」と褒められる。

そして、指輪の交換です。
「I give you this ring as a symble of our marriage and I promise to love, honour and care for you for the rest of our life」私が英語で宣言し、Jは日本語で同じ意味の文章を読み上げてくれました。宣言後にお互い指輪をはめました。
(1週間たった今、「指に馴染んできた」と嬉しそうなJ)

最後に手を取り合って、最後の宣言。
「I my name take thee his name to be my wedding husband/wife 」と読み上げて、終了~

その後は、登記所のスタッフのうち1人が式の最中、手書きで記入してくれていた結婚の登記名簿にサインをするという作業。
ここがセレモニーのハイライトなのか、「写真撮ってくださ~い」というスタッフ。皆ここぞとばかりに写真を撮ってました。家に帰ってみたらJのお父さん、ここで20枚くらい撮ってた…

この結婚証明書、当日1枚を記念にもらえますが、£4支払えば追加でオーダーできます。手書きのものは貴重だから、ラミネートするイギリス人もいるんだそうな。
ビザ関係で使うだろうと頼んだので、コンピュータで入力したものが後日郵送されてきました。

ヨークのRegisterOfficeのスタッフ、雰囲気や対応が良かったです
オフィスに行った時も親切だったし。セレモニーを担当してくれた女性二人は凄い優しかった~。「宣言文が分からなかったら目配せしてね」と予め配慮してくれました。
そういえばオフィスで名前の変更か何かを尋ねた時に、スタッフの素敵なおじ様が「good luck」って、ウインクしてくれた。ロマンスグレー!