Magpieという鳥を見たことがありますか?
ハトくらいの大きさの黒い鳥で胸に白い模様があります。公園や川の畔など緑の多いエリアでは見かけることもあるこの鳥は、カササギです。
見かけるたびに朝なら「Good morning my Lord」、夕方なら「Good evening my Lord」とこの鳥に向かってあいさつします。2羽なら「my Lord and Lady」と言うそう。
小声で鳥に向かって挨拶するJに「なんで?」と質問したことがあるのですが、「Magpieは不吉な鳥だから、ちゃんと挨拶する」と言ってました。
じゃあ、「3羽以上見たらどうなるの?」と聞いたら「よく知らないけど、幸運のしるしに変わるんじゃなかったかな?」とのこと。
時々、私はどうでもいい質問をしてJを困らせてしまいます。
さて、単なる迷信だけど、何故不吉なのかよく分からないというので、一応調べてみました。
1:光る物をカラスのように盗むその動作から。
2:イギリスやヨーロッパのキリスト教に関する古い伝承から。イエスが十字架に磔にされた時に、世界中の鳥が悲しみのため、苦しむイエスを慰めるため鳴いたと言います。唯一の例外がカササギであったために不吉だとされている。
3:カササギを見ることで、未来を予見できるという古いNursery Rhyme詩がある。
One for sorrow, 1羽は悲しみに
Two for joy, 2羽は喜びに
Three for a girl, 3羽は女の子へ
Four for a boy, 4羽は男の子へ
Five for silver, 5羽は銀に
Six for gold, 6羽は金に
Seven for a secret never to be told. 7羽は誰にも内緒の秘密に
2匹から幸運なんじゃないか!と思ったけど、分かってよかった
Nursery Rhyme(童謡)はリズムがあるだけで音楽がないものがほとんどです。Slient Night, HolyNightなんかは日本でも有名なRhymeですね。マザーグースとか直訳すると何のこっちゃわからないのは、原文が韻を踏んだ英語なので、音とリズムが大事なんですよね。英語のリズムが分かるので結構面白いです。
Rhymeはこちら↓(Magpie1羽の写真があるので迷信でも見たくない方はパスしてください)
http://en.wikipedia.org/wiki/One_for_Sorrow_(nursery_rhyme)